さっちゃんです。
アメリカ人弁護士の彼氏が月イチで日本に会いに来てくれるようになった矢先、実は既婚者だったという大事件が勃発。
具体的な結婚の話は出てなかったものの、私自身「これは…近々プロポーズされるのでは?」と、心の中で淡い期待がありました。
国際遠距離恋愛でどうなるかわからないけど、ハワイ旅行に行ったり、彼の住むカリフォルニアに招待されたり、着実に結婚に向かって前進してる感覚がありました。
お友達からも
「さっちゃんがお嫁に行く前に会いたい」
「さっちゃんの苗字が変わる前に、名前入りのプレゼントを贈りたかったの!」
と言ってもらっていたのですが…。
アンビリーバボーです。
既婚者だと判明した旅行から帰ってきて、ゆっくり休んでいたら、少しずつ心身ともに回復していきました。
「年末年始は、心穏やかに過ごそう」
と思っていたところに、彼からこんなメッセージが届きました。
お正月デートしない?
事件発覚から約2週間後に、また日本にやってくるとのこと。
アンビリーバボーです。
ということで、今回は
の続きをお話していきます。
再会は、果たして吉と出るか、凶と出るか…?
この記事の内容:彼氏に「実は結婚してるんだ」って打ち明けられて絶望から回復した直後に再会したとき、どうしたか?がわかる
既婚者彼氏、再び日本にやってくる
「お正月デートしない?」と誘われたのは、年の瀬が迫る大晦日。
福岡で行われる会議に参加するため、急きょ出張が決まったとのこと。
- 1月2日@福岡着
- 1月3日@福岡→京都
- 1月4日@京都→伊丹空港(大阪)→羽田空港→アメリカ
という弾丸スケジュールで、私と会うために京都までやってきてくれることに。
※私は大阪住みやけど、京都大好き外国人あるあるのため、京都に決定。
外国人は、何回も京都に行きがち。
【葛藤】既婚者彼氏に会う? 会わない?
会う? 会わない?
どうしよう?
だって、この前あんなことがあったばっかりやし。
私、ちょっと前まで、もぬけの殻やったし。
しかも、あれから英語の勉強してないし。
チェンソーマンと呪術廻戦しか見てないし。
U-NEXTの住人やったし、完全に。
え、どうしよう?
これ以上、この人のことで悩むの時間もったいないしなぁ。
もう終わらせちゃったほうがラクなんかな?
この人と結婚するのがゴールじゃないし。
幸せな結婚をするのがゴールやし。
って思ったけど、行くことにした。
なぜか?
自分の気持ちを確かめるために。
本当は、1月下旬に沖縄行って、自分の気持ちを確かめようと思ってた。
でも、それがもっと早い段階で確認できる。
だから、今回、少し冷静になった自分で、もう一度会ってみようって思った。
彼からメッセージが来る。
- I feel like we are finding new depth in our relationship, even though we currently live far apart.
ん?
「いまは離れて暮らしてるけど」…?
ってことは、これからは違う可能性があるってこと?
思わせぶりなセリフに、いちいち反応してしまう。
既婚者彼氏を京都駅まで迎えに行くけど、全然会えん
既婚者彼氏は、福岡から京都までは、新幹線で来るらしい。
京都駅まで迎えに行くことにした。
「中央口で待ってるね」
って言ったけど、全然会えん。
京都駅、外国人多くて全然見つけられへんのよね。
そしたら、中央口が2つあることが判明。
お互い、別のところで待ってた。
そりゃ会えねーよw
京都駅には
- JR Central Gates
- Shinkansen Central Gates
があるから、要注意!
待ってる間、
- I don’t deserve someone as incredible as you.
ってメッセージが来た。
ハートの絵文字付きで。
ああ、私もそう思ってたな。
「こんな素敵な人、私にはもったいない」って。
6月初めて会ったときに、そう感じた。
私「もっと時間があったら、何したい?」
彼「死期が近くてベッドから起き上がれなくなった人の行ってみたかったところに、僕が代わりに行って、動画を撮影して無償で届けたい」
めちゃ高尚な志やな…って思った。
ハワイのときも、そうやったな。
ハイキングの途中で落ちてるゴミ全部拾ったり(しかも素手)、横断歩道ゆっくり歩いてるおばあちゃんの後ろさりげなく歩いたり。
こういう心の美しさを目の当たりにするたびに、「やっぱり、私にはもったいない」って思ってしまう。
「もっと素敵な人がふさわしいんじゃないか」って。
でも、やっぱりいたんだね。
それやのに、そんなこと言ってくれるなんて…
「え、そう?」
「まあ、離婚してないしな?」
「そう言われたら、そうかも?」
「私、独身やしな?」
せやな
って思った(苦笑)
「実は結婚してるんだ」って言われて、そんな簡単に怒りが収まるわけない。
やっと会えたと思ったら、意外なひと言が…
「京都まで来てくれてありがとう!」
満面の笑みの彼にそう言われて、人柄の良さに圧倒されてしまった。
「こちらこそ、福岡からわざわざ会いに来てくれてありがとう」
「喜んで!福岡と京都は近いよ」
え?
福岡と京都が近いだと…?
そんなん、ジャニオタが言ってるのんしか聞いたことないで?
「大阪のチケット倍率高いから、当たらへんねんな〜。だから福岡にした!新幹線ですぐやし」
え?
あなた、ジャニオタなんですか?
「たったの2時間45分だよ。サンノゼからロサンゼルスに電車で行くとしたら、7時間もかかるんだよ」
あ、国土の違い?
これ、国土面積の違いですね。
そりゃ、カリフォルニアの中に日本がすっぽり入るくらいやから、あなたからすると、日本ってちっちゃいのね。
It’s a small worldなんですね(違)
ホテル到着。マッサージを予約しようとしたら…
そんなこんなで、ホテルに到着。
京都駅からほど近い「Genji Kyoto」っていう和モダンなホテル↑
彼も初めて泊まるらしい。
コートを脱いだら、
「君は美しい。ファッションモデルみたいだ」
って言って、写真を撮ってくれた。
ああ、ハワイのときもそうやったな。
ワイキキビーチで寝転んでたら、いきなりスマホを探し出して「どうしたん?」って聞いたら
「君が美しいから、写真を撮りたいんだ」
って。
そんなこと言ってくれた人、初めてやった。
人生の快挙やった。
見た目のコンプレックスが解けていく。
「ハワイ来てよかった」
そう思ったんやった。
いろいろ思い出してたら、
「マッサージに行こう!」
って彼に誘われた。
疲れてるんやろうな。
そりゃそうやな、2週間で2回も日本来て。
電話したら、もう予約で満席とのこと。
お正月ってマッサージ行く人って多いのね。
「代わりに、私がハンドマッサージするよ」
「ほんと?じゃあ、背中をお願いしてもいいかな?」
え、背中…?
大きくない?
手に比べて、背中の面積大きいぞ?
あれ、これ国土の違いか?
でも、「わざわざ福岡から新幹線に乗って会いに来てくれたから」って思ってマッサージすることに。
数分後…
疲れた
やっぱり背中大きくて、マッサージしてたら、今度は私が疲れてきた。
だって、180cm近くあるねんもん。
これ、いつまでやったらいいんやろう?
って思ってたら
「沖縄、前半の4泊は普通の部屋なんだけど、後半4泊はスイートルームにしたよ」
という衝撃発言が。
もう一回マッサージを頑張る私。
「あれ?私、お金に釣られてるだけでは?」
って思ってしまったよね(白目)
スイートルームってさ、いま某ニュースで話題になってるやつやんね?
どんなんなんやろう?
未知の世界…。
って思ったけど、そういえば行ったことあったわ。
この前、ホテル虎ノ門ヒルズ泊まったとき、スイートルームが期間限定でジムとしてオープンしてたんよね。
こんな感じ↓
なんか、部屋の中に階段ついてた。
これ、階段から撮った写真。
こんな感じで、東京の夜景を見ながら、自転車漕いだり、走ったりなどしました。
ホテル虎ノ門ヒルズのスイートルームには、キッチンとかもあった。
祇園で懐石料理を食べようだと…?
マッサージはそこそこにして、晩ごはんを食べに行くことに。
「祇園で懐石料理を予約したよ」
え?
懐石料理?
祇園で?
めちゃ高そう…
既婚者彼氏、日本食でラーメンが1番好きやから、ラーメン食べに行くと思ってたんよね。
き、緊張しますがな…!(どこまでも庶民の私)
ってソワソワしてたら、おせち出てきた↓
家のおせちと大違いw
※さちこ家では、伊達巻きがメイン
「お酒は何がいいかな?」
「私、お酒飲まへんから全然わからんけど、地震が起こった石川県を応援するために、石川のお酒はどう?」
「いいね、そうしよう」
おちょこが2つ運ばれてきた。
お酌は、彼がしてくれた。
アメリカには、日本みたいに「女の人がお酌する」っていう慣習がないから、お任せした。
ひと口だけ付き合う。
下戸の私でも飲みやすい。
お料理も、どれも本当においしい。
一つひとつ、丁寧な優しい味。
京都ってごはんの量少ないイメージあったけど、ボリュームも満点。
そして、相変わらず、めちゃくちゃ優しい彼。
「ああ、こうして一緒にごはん食べてると、普通にカップルなんだよな」って思う。
話してるときも、すっごく楽しい。
でも、ふとした瞬間に「この人結婚してるんやんな、今も」っていうのが頭によぎる。
「奥さん、どんな人なんやろう?」って気になってしまう。
でも、この人と過ごす時間が好きだってことを否定できない。
深夜のZoomミーティング再び
懐石料理を堪能して、ホテルへ戻る。
アメリカにお正月休みはない。
日本でも、もちろん仕事。
カリフォルニアタイムで働くから、夜中の1時30分からZoomミーティングがあるらしい。
1時に起きるとのこと。
よし、さっさと寝よう。
就寝ーー。
と思ったら、目覚ましの音。
全然寝てねえよ?
「あ、ちょっとウトウトしてきたな…」と思ってたら、Zoomミーティングがスタート。
「ああ、なんか福岡の会議の報告してる…。アカン、全然寝られへん…」
お互い寝不足になりながら、ミーティングが終わったのが、午前4時。
よし、あと3時間半寝よう…。
カフェで朝ごはんを食べよう
お昼の12時30分発のフライトに乗るから、11時には空港に到着する必要がある。
ホテルのチェックアウトは、9時の予定。
7時半に起きてメイクをする。
彼がシャワーを浴びる前に、洗面台ですることは全部済ませる。
そして、荷物もまとめる。
よし、準備完了。
8時半。
まだ寝てる。
そろそろ起きないとやけど…疲れてるから、少しでも休ませてあげたい。
あと10分したら起こそう。
「おはよう。8時40分やで」
「おはよう。君は美しい」
いつもそう。
君は美しいって言ってくれる。
この人は、女性としての自信をくれた。
それは本当に感謝してる。
「カフェで朝ごはんを食べよう。6月に君と行ったカフェで、ふわふわのフレンチトーストを食べたいんだ。クイックシャワー浴びてくる!」
ん?
全然時間ないよ?
案の定、時間が足りずに、朝ごはんを食べずに空港に向かうことに。
アメリカ人は、予定を柔軟に決めがち。
- play it by ear=臨機応変にする
っていうフレーズはよく出てくるから覚えておこう。
バスの中の平和な時間
なんだかんだで、9時過ぎにチェックアウト。
京都駅から、伊丹空港へ向かうバスに乗る。
バス停がたくさんあるから、見つけるのが大変やった。
「あと5分しかない!」
一緒に走る。
なんだか楽しい。
「君のおかげで間に合ったよ。僕一人だったら、まだ駅の中でさまよっていた。君はいつも正しい」
ああ、これもいつも言ってくれる。
- You are always right.
東京でも言ってくれた。
じゃあ、どうして…離婚しないんやろう?
って思う。
私から「離婚してほしい」なんて言えない。
複雑
バスの中で彼が寝てたら、隣の赤ちゃんが泣き出した。
顔を見合わせて、にっこりする。
ああ、こういうときイライラする人じゃないから、いいなって思ったんだよな。
どうしよう、彼の良いところがいっぱい見えてくる。
こんなに怒ってても。
「離婚してないなんて許せない!」って思ってても。
君のお母さんにお土産を買いたい
バスに揺られて50分ほどで、空港に到着。
国際線乗り継ぎカウンターでチェックインを済ませたら、搭乗まであと1時間以上あった。
セキュリティの前のお土産屋さんを発見した彼。
「ちょっと見ていかない? 君のお母さんは、何が好きなの? お土産を買いたいよ」
え?
お母さんにお土産…?
おお、初めての試みやな。
とソワソワ。
あ、そういえば、10月会ったときに、私が「あなたのお母さんに」って言ってお土産渡したっけ?
それのお返しなんかな?
ありがたく、いただこう。
「私も、あなたの家族にお土産買うわ」
週末に、お兄さんのお誕生日ディナーがあるって言ってたし。
あれ?
あなたの家族って…奥さんも含まれてるんかな?
既婚者彼氏が言う「家族」の定義
2023年6月。
彼と初めての旅行も、今回と同じ京都やった。
そのとき「君の家族の名前を教えて」って言われた。
日本語を勉強してるっていうのもあって、興味津々やった。
亡くなったお父さん、お母さん、お兄ちゃんの名前を漢字で書く。
「クールだね」
「ありがとう。あなたの家族は?」
お母さんと、お兄さんの名前を教えてもらう。
お父さんの名前はなかった。
両親が子どもの頃に離婚してるって言ってたから、「ああ、彼にとって家族ではないんやな」って思った。
でも、奥さんは…?
奥さん、戸籍上はまだ家族なんじゃ…?
私の買うお土産は、奥さんも食べるんやろうか?
彼との会話がフラッシュバックする。
「犬飼ってるって言ってたよね? 旅行中って、ワンちゃんのお世話は誰がしてるん?」
「僕の家族だよ」
お母さんと、お兄さん一家やったんかな?
それとも、奥さんがお世話してたんかな?
ああ、もうわからない。
でも、とりあえず、たくさん入ってるお菓子を買う。
お母さんとお兄さん一家が集まっても十分な数。
きっと、これで全員分あるやろう。
余ったら、彼が食べたらいい。
「次は沖縄だね」と微笑む既婚者彼氏
「ありがとう! 次は沖縄だね。もうすぐだよ!」
すごくうれしそうな顔をして言う彼。
こっちの複雑な気持ちをかき消すかのように。
「沖縄には、この空港から飛行機に乗るの?」
「ううん、関空から。LCCで行くよ」
どこまでも庶民な私。
しかも、セールで買ったんだよ。
「カリフォルニアの飛行機は、僕が予約するからね」
ええ、そんなお言葉に甘えちゃっていいんかな…?
前に
- I am happy that you have accepted my invitation to see California.
って言ってくれたな。
「なんて謙虚な人なんやろう?」
って思ってたけど、まだ離婚してない状況で、別居すらしてない状況で、それでも自分が住んでるカリフォルニアに招待するって、めちゃくちゃ勇気がいったんやと思う。
だからこそ、この言葉が出たんかなって今なら思う。
彼の笑顔を見るたびに、「ああ、私はこの人が好きなんだな」って痛感せずにはいられなかった。
不倫をやめられない人の気持ちが、ちょっとだけわかった気がした。
結局、彼のことを考えてしまう
シアトルからのサンノゼへの乗り継ぎ便に乗り遅れるというハプニングはあったものの、帰宅したとのこと。
よかった。
「次は、沖縄でサーフィンだね!」と、はしゃいでるLINEが来る。
- Thank you for exploring new things with me, in addition to new places!
ああ、この人には敵わないな。
「今度のプレゼント、何にしようかな?」
結局、彼のことを考えてる私がいた。
アメリカって…離婚するのに、どれくらい時間かかるんやろう?
〜つづく〜
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