あけましておめでとうございます。
婚活女子にとって、素敵な一年になりますように。
一緒に頑張ろな!
と無理やりテンションを上げたところで、2024年の初ブログを書いていきたいと思います。
今回のテーマは…
の続きです。
正直ショックすぎて、何も考えられませんでした。
放心状態でした。
今回は、
「絶望のどん底から、どうやって立ち直ったのか?」
という話をしていきたいと思います。
正直、完全に吹っ切れたわけじゃないけど、少しずつ回復しつつあります。
私と同じように
- 外国人彼氏が既婚者だった
- 「実はまだ奥さんと離婚してない」って打ち明けられた
という婚活女子は、もうどうすればいいかわからないはず。
「こんな状況を理解してくれる人なんていない」
そう思って、誰にも相談できないはず。
だから、私は書きます。
何かしらの役に立てるかもしれないから。
「こういう考え方もあるんだ」
という経験談の一つとして、参考にしてもらえたらと思います。
この記事の内容:彼氏に「実は結婚してるんだ」って打ち明けられて絶望したときの回復方法がわかる
夢だったら、よかったのに
朝、目が覚めたら、背中が痛かった。
部屋の片隅で、ソファに寝転んでる私。
「夢じゃなかった…」
私は、悪い夢を見たと思った。
でも、現実やった。
隣の部屋にいる彼には奥さんがいる。
小説やったら、よかったのに。
フィクションやったら、よかったのに。
彼がこっちの部屋にやってきた。
- Good morning. Would you like to go to breakfast?
食欲なんてない。
ホテルの素敵な朝食なんて、とてもじゃないけど食べれる気分じゃない。
「ありがとう。私は大丈夫」って答える。
「わかった、一人で行ってくるよ。寒くない? 部屋の温度を上げようか?」
わざわざしゃがんで、私と目線を合わせながら聞いてくれた。
優しさがしんどい。
彼が出て行ってからも、私はまだ動けずにいた。
- It’s a lovely restaurant. I told them you would be coming down later, if that is okay. Here is the menu. Rest well.
ってLINEが来る。
メニューの写真付きで。
どうしよう、涙が出てくる。
優しければ優しいほど、ツラい。
朝ごはんを食べ終わったら、中国大使館に行ってビザの申請に行くらしい。
そういえば、成田エクスプレスに乗ってるときに、「この旅行のあと、中国出張に行くから、明日ビザの申請に行くんだ」って言ってたな。
どこにあるか知らんけど、大使館まで案内しようと思ってた。
きっと、わかりづらいやろうから。
重い体を起こす。
なんとか洗面台まで行って、メイクをする。
「誰のために、メイクしてるんやろう…何のために?」
ふと気づいて、涙がボロボロ溢れた。
声を上げて、わんわん泣いた。
ずっと堪えていた感情を止められなかった。
お通夜みたいな雰囲気
ガチャーー。
- I’m home!
彼が帰ってきた。
朝食を食べて、そのまま大使館に行くと思ってたけど、書類を取りにいったん戻ってきたらしい。
ヤバい。
「さちこ、どこにいるの?」
急いで涙を拭く。
「おかえり。ここにいるよ」
頑張って明るく答えたけど、声が泣いてた。
「ごめん…夢やと思って起きたら現実で…あなたを責めるつもりはないねん」
「僕にできることはある? ハグが必要だったら教えて」
あなたのハグは、一番いらない。
触れられたくない。
でも、そんなこと言えなかった。
「ありがとう、大丈夫」
お通夜みたいな雰囲気が流れる。
静かにドアが閉まった。
「今から大使館に行ってくるよ。自由に部屋を使ってね。話したいことがあったら教えてください」
そうLINEを残して、彼は出かけた。
一人でいるには広すぎる部屋。
なんで、こんなバカ高いホテルにおるんやろう?
部屋が広ければ広いほど、虚しくなる。
やっぱりね…。
私の人生、そんなに上手くいくはずないんだよ。
英語できひんくせに、調子乗って国際恋愛なんてするから。
ほら、失敗したでしょ。
一人で東京タワーを見て思う。
私、ただの愛人やんって。
そりゃ、結婚すること思ったら、このホテルも安いもんよね。
ときどき会いに来て、物価の安い国で豪遊してさ。
1泊6万円も、アメリカの物価で考えたら、鼻クソみたいな金額なんでしょ?
初めて会う前に提案されたSTDテストも、離婚のときに不利にならんためやったんかな?
一人で緊張したり、舞い上がったりして、バッカみたい。
なんて、マヌケなんやろう…。
後ろめたい気持ちがあったってこと…?
「やっとビザの手続きが終わったよ。一緒に過ごしたい? それとも、一人になりたい?」
どこまでも私の心配をしてくれる彼。
優しくされると、余計に苦しい。
そういえば…
これまで「なんで、わざわざこんなこと言うんやろう?」って思うことが度々あった。
- I don’t know where our lives are going.
- I am interested to see what becomes of Sachiko and James.
- I wasn’t expecting all this.
今、その理由がやっとわかった。
そりゃあ、離婚済んでなかったら、そう思うよな。
あぁ、なんで気づかんかったんやろう?
半年間…。
半年間を棒に振った。
もう巻き戻せないのに。
そういえば、成田エクスプレスの中でも言ってたな。
「君のお母さんは、君がアメリカ人と付き合ってるのを知ってるの? やめなさいって言ってなかった?」
って。
そりゃあ、結婚してるって知ったら、賛成する親おらんやろ。
ハワイのときもそうやった。
帰りの日、コンドミニアムのエレベーターの中でスーツケース持ってたら「日本に帰るの?」って、乗り合わせた女の人に聞かれた。
「私は日本で、彼はカリフォルニアに(遠距離恋愛してるんです、うふふ)」って答えたら、彼はすごく気まずそうにしてた。
その女の人も、「話したくなかったらいいのよ」って言うくらいに。
ほかの人には、あんなにフレンドリーに話しかけてたのに。
なんで?
空港に向かうUberでもそうやった。
運転手さんに「君たち、日本に帰るんだね?」って聞かれて、彼はYesって答えた。
なんで嘘つくんやろう?
別に、隠す必要なんてないのに。
どうして、そんな見ず知らずの人に嘘つくんやろうって思ってた。
でも、わかった。
きっと「ほかの人には理解してもらえない」って、あなたも思ってたんでしょ?
よし、話し合おう。
決着をつけよう。
いざ、正面対決!名探偵サチコになる
「話したいことがある」
帰ってきた彼に伝える。
「どこで、どう行き違いがあったか、はっきりさせたい。まず、あなたの“partner”の定義を教えて」
事情聴取、開始。
彼の言い分はこう。
Partnerには、次の4パターンがあるとのこと。
- long-term relationship active
- long-term relationship not active(not romantic)
- wife or husband active
- wife or husband not active(not romantic)
え、ややこしすぎん?
6月初めて会ったとき、彼は④の意味で言ったけど、私は②の意味やと思った。
ちなみに、男女平等の観点から、奥さんのことを紹介するとき、ずっと“partner”って呼んでて、“wife”は使ったことがないらしい。
これ、普通に考えて、4分の3の確率で誤解生まれるやん?
誤解せえへん可能性のほうが低いんですけど?
頭いいんだったら、そんなことくらいわかるよね?
って言いたかった。
ここで、行き違いが生まれたから、
- 彼:別れたけど、まだ一緒に住んでるんだ=当然、離婚してない
- 私:別れたけど、まだ一緒に住んでるんだ=当然、結婚してない(同棲だけが問題)
って、理解がズレていったんよね。
ミラクルすぎん?
奇跡の勘違いやん。
でも、よく考えたら、なんで別れようと思ったんやろう?
結婚して1年後にはうまくいってなかったって言ってたけど…もしかしたら、彼の浮気が原因なのでは?
だって、不倫じゃないとか言って、こんなことしてるわけやし。
それやったら、きっぱり別れよう。
離婚の原因は、価値観の不一致…?
「僕は、いっぱい働いて、いっぱい旅行するのが好きだけど、彼女は違った」
え?
そんなん、10年付き合ってたら、わかるやろ…?
奥さんも、弁護士らしい。
つよつよのパワーカップルやった。
「3年間、離婚について、何度も話し合ってきた」
なんで、頭のいい二人が3年かかって、答え出えへんわけ?
「もし、彼女が離婚しようって言ったら、僕はokayと答える。もし、やり直そうって言われたら、まだ準備できてないって答える」
は?
なんで、そんな受け身なん?
そんなんやったら、なんで他の人とデートし始めたん?
「仕事から帰ると、冷え切った家が待ってる。人生に欠けたピースを見つけたかった」
え?
私、この人の盛大な自分探しの旅に、巻き込まれたってこと…?
あなたの複雑な人生に巻き込まないでよ。
私は、ただ幸せになりたかっただけなんですけど。
あなたと出会うまで、私の人生はシンプル極まりなかったんですけど。
っていうか、こういう抽象的な言葉使うから、誤解が生まれたんやろうが。
はぁ。
奥さんって、どんな人なんやろう?
美人なんかな?
私には、奥さんがこの物語の主人公に見える。
私は、ぽっと出の日本人って役どころ。
これからのストーリーどうなるの?
彼の離婚を待つ…?
いや、そんな都合のいい話ないよ。
私と付き合い続けたいなら、離婚してよ…。
それがフェアでしょ?
あなたの言う“男女平等”って何?
超優良物件だと思ったら、実は欠陥住宅だった
「ああ、天井が高くて素敵!」
「猫が座れる出窓もあって、眺めも最高!」
「わぁ、お風呂も足伸ばせてリラックスできそう!」
「ええ、床暖もついてるん!?」
「もう理想が全部詰まってる! 私、この家にする」
そう思ったら、トイレが付いてなかった。
そのくらいの衝撃やった。
絶対に必要なものが欠けてた。
独身というステータスが。
っていうか、別居すらしてないねんから、全然離婚進んでなくね?
言いたいことを全部飲み込んで口から出た言葉は…
「話してくれてありがとう」
私は、完全に偽善者になった。
言いたいことを全部飲み込んで口から出た言葉は、
「あなたとの関係を終わらせたくない」
やった。
自分でも、ちゃんちゃらおかしいと思うけど、これが本音やった。
ずるいよ…。
子猫を愛でるような目で、私を見つめるなんて。
今までそんな温かい眼差しを私に向ける人はいなかった。
この人が初めてやった。
私はもう、この人のことを好きになってしまった。
だから、苦しい。
今思えば、初めて会う前から、この人の術中にハマってた。
「もし、お茶したときに、君が僕に縁を感じなくても、それでも僕は君に出会えたことをうれしく思うだろう」って言われたときから。
恐ろしい人だ。
とりあえず、結論は先延ばしへ
今、冷静な判断ができてないのは、自分でもわかる。
私が選んだ選択肢は「感情的になってるときに、決断はしない」ということ。
だから、1週間、何とも言えない気持ちを抱えたまま、彼との旅行を続けることにした。
一緒にごはんを食べてたら
- Thank you for coming.
って言われる。
銀座のお寿司もご馳走してくれた。
ホテルの朝食は3回食べた。
一人6,600円もするらしい。
だんだん、怒ってる私が悪者みたいになってきた。
大阪に帰る新幹線代も出してくれた。
何に対して怒っていいのかわからない。
嘘をつかれたわけでもないし、騙されたわけでもない、むしろ大事にされてる。
悲しいのかもよくわからん。
旅行が終わった私は、もぬけの殻になった。
「沖縄、どうしよう?あと、1カ月やけど…」
答えは出なかった。
【彼氏が既婚者だった】どん底から回復した方法3つ
ここまで、読んでくれてありがとう。
こんなワケわからん話に付き合ってくれて、ありがとう。
自分で書いてて思ってんけどさ、暗すぎん?
ネガティブオーラがダダ漏れてるよね…。
沖縄に行くかどうか決めるのはもちろん、早く新しい候補を見つけようと思うけど、もうそんな元気ないんよね。
だから、真っ先にするべきは、心身の回復。
というわけで、ここからは、
- 何を試したのか?
- 何が効いたのか?
について話していくね。
回復方法1:ぼーっとする
まずは、これ。
とりあえず、寝る。
もう、これだけ。
ただひたすら、ごはん食べて寝るの繰り返し。
仕事も休む。
筋トレも休む。
英語の勉強も休む。
何もしない。
1日中ぼーっとして、ゆっくりお風呂に入ったら、体の疲れはだいぶ取れたよ。
回復方法2:マッサージに行く
次は、マッサージ。
マッサージ行くと、当たり前やけど、疲れめっちゃ取れるんよね。
これで、体の疲れは100%回復した。
私、もともと週1でマッサージ行ってるねんけど、“自分の日常”を取り戻した感覚があった。
回復方法3:ずっとやりたかったことをする
体が回復したら、次は心の回復。
ここからは、もうやりたい放題やる。
暴飲暴食したっていい。
私、お酒飲まれへんねんけど、こんなに「飲めたらよかったのに」って思ったことなかった。
すべての記憶を消し去りたい。
米津玄師聞きたい。
幸せになりたい 楽して生きていたい
KICKBACK 米津玄師
全部滅茶苦茶にしたい 何もかも消し去りたい
私、ここ1年半、英語の勉強してたからさ、日本の曲聞くんやったら、洋楽聞こうと思って我慢してたんよね。
でも、もう我慢なんてしない。
英語の勉強になる洋画も見ない。
誰かにオススメされた映画も見ない。
「元気が出る映画」でググったら、だいたいどのサイトでも1位で紹介されてる『きっと、うまくいく』も見ない。
私は、アニメを見る。
ディズニーとかじゃない。
日本のアニメを見る。
U-NEXTで『チェンソーマン』をイッキ見する。
米津玄師のKICKBACKがかかる。
ああ、デンジみたいに頭のネジをぶっ飛ばしてみたい。
もっと単純に生きたい。
でも、「1番好きなキャラクターはポチタ」って彼が言ってたのをどうしても思い出してしまう。
全部で12話やから、すぐに終わった。
次は『呪術廻戦』。
2クール合計で40話以上ある。
アニメだけじゃなくて、映画もあるから、全然終わらん。
続きが気になる。
もう英語なんてどうでもいい。
ノンストップで見る。
あれ? だんだん元気になってきた…?
そうか、気になることができたから。
彼のほかに、意識を集中できるものができたから。
っていうか、渋谷事変いろんなこと起こりすぎ。
- 五条先生…封印!?
- てか、乙骨先輩、なんで海外?
- あれ、そのヌンチャクそんなことして大丈夫? 5億とか言ってなかった?
- え、真希さんどうなった!?
- ナ、ナナミンーッ!!!
- 早く硝子さんをッ!!!
って思ってたら、
「今すぐ答えを出す必要はない。だが…答えが出るまで決して足を止めるな」
東堂の名言が出た。
最高かよ
という感じで、
「U-NEXTに住んでるんですか?」
っていうくらいアニメ見てたら、だんだん元気が出てきました。
今の私に必要なものが全部そろっていました。
ありがとう、芥見下々先生。
ありがとう、U-NEXT。
だから、私も足を止めずに、婚活を続行する。
沖縄にも行く。
自分の気持ちを確かめるために。
これまで通り、彼とのデートは続けるし、他の人とも会う。
「今まで、こんな素敵な人に出会ったことない」って思ったことには変わりないけど、これから二度と現れないとは限らないよね?
M1みたいに、暫定1位が入れ替わることだってあるんやし。
そして、ここには書いてないけど、
- 出口の見えないこの話に延々と付き合ってくれたお友達
- 東京で急きょ駆けつけてくれたお友達
に本当に感謝。
いつも、本当にありがとう。
というわけで、まとまりないけど「史上最高の彼氏が既婚者だってわかって絶望したら、ぼーっとして、自分のやりたいことをやりまくれ」でした。
私、幸せになるために、頑張るよ
一緒に、頑張ろう。
さっちゃんでした。
貴重な時間使って、最後まで読んでくれてありがとう。
じゃあ、またね。
ゆっくり休んでたら、彼が急にやってきた話
約2週間後にまさかの再来日が決定↓
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