将来が見えない既婚者彼氏との交際はやめるべき?離婚の可能性は?~アラサー婚活体験記~

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婚活

どうも、ぶっとび婚活のさっちゃんです。

カリフォルニアで既婚者彼氏にお母さんを紹介してもらったわけですが、「で、どうする?」という将来が見えないパーセンテージは相変わらず100であります。

彼と一緒に過ごす時間は、本当に楽しい。

でも、楽しいだけでいいんか?

いまはいいけど、これから40、50、60と年取っていくけど、大丈夫なんか?

という気持ちも正直あるわけです。

でも、結婚したからといって一生安泰かというと、そうでもない。

そう、何が起こるか、わからないのが人生。

「私たち、これからどうする?」と核心に迫るべきか、否か?

というわけで、今回は、これからの人生について、カリフォルニアで考えてみました

この記事の内容:将来が見えない既婚者彼氏と一緒に過ごす中で、「自分の価値観」に気づいた方法がわかる

お花を生けた人の正体

到着翌日、ダイニングで一緒に朝ごはんを食べる。

サーモンとクリームチーズのベーグル。

おしゃれである。

目の前の花瓶を見ながら、ふと思った。

あ、もしかして、このお花…奥さんが生けたんじゃなくて、私が来るから用意してくれたんかな?

普通に考えたら、そうかもしれん。

最初にイヤな考えが浮かんだけど、彼女が1週間泊まるなら、お花でも飾ろうって思うかも…?

え、それやったら、めちゃくちゃありがとうやねんけど!

よし、さりげなく聞いてみよう。

さっちゃん
さっちゃん

お花、綺麗やね。

いつも生けてるん?

彼氏
彼氏

うん!

出張に行くとき以外はね

あ、いつも生けてた!笑

私のためじゃなかったww

ちょっと面白かったけど、でも奥さんが生けたんじゃないということがわかってホッとする。

っていうか、めっちゃ丁寧な暮らししてるやん(笑)

奥さんのことを考えるのは、もうやめよう

精神衛生上よくないし。

忘れ物を取りに行って見つけたもの

午後から、スタンフォード大学にお出かけすることになった。

いよいよ、カリフォルニア観光スタート!

彼は、パソコンを持っていく。

合間合間で仕事をするために。

玄関で靴を履いたところで、彼がAirPodsを2階のオフィスに忘れたことに気づいたらしい。

まだ靴を履いてなかった私が代わりに取りに行く。

AirPodsを手にオフィスから出ると、2階の廊下の壁に写真が飾ってあった。

どうやら、お兄さんの結婚式の写真らしい。

花嫁さん、お兄さん、お母さん、彼。

あれ?

彼の隣に写ってる女の人って…

奥さん?

いや、絶対奥さんだよね?

思いもよらぬところで、奥さんの顔を見てしまった。

なんで…?

この写真だけ、片付け忘れた?

自分の夫婦関係に亀裂が走ったからって、お兄さんの結婚式の写真まで片付けるわけにはいかんかったんかな…?

私は見なかったふりをして、玄関へ戻った。

雄弁は銀、沈黙は金

スタンフォード大学を散策して帰宅。

夜は、おうちで映画デートをすることになった。

テレビでサブスクにログインする。

あ、一瞬アカウントが2つ見えた

  • James
  • Jessica

彼は、迷いなく前者のアカウントを選ぶ。

奥さんの影がちらつく。

私物は一切なくても、ここには記憶が残ってる

アメリカ人彼氏から見た『秒速5センチメートル』

「日本のアニメを見よう!」

と彼が言った。

日本語の勉強になるらしい。

私が海外ドラマを見るのと同じ原理である。

『君の名は。』が面白かったと言ってたので、新海誠監督の『秒速5センチメートル』を英語字幕で見ることにした。

タカキくん…来年も一緒に桜、見れるといいね」のやつ。

これ↓

このなんだか陰気臭そうな映画(失礼)を、一緒に見てたら…

※【注意】ここからネタバレを含みます※

あの人との約束の当日は

昼過ぎから雪になった

(あかりとタカキくんのセリフ)

秒速5センチメートル
彼氏
彼氏

ユキ

彼氏
彼氏

Ouch

私だって、今日こそ遠野くんに告白するんだ

(かなえのセリフ)

秒速5センチメートル
彼氏
彼氏

Calm down, Kanae.

Just a friend!

トモダチ

ああ、もう気になるなぁ!!!

合間合間に入るコメントが気になるwww

これが、日本のアオハルや!笑

と思ってたら、映画終了。

彼氏
彼氏

Wait!

I am confused!!

ワケがわからなかった様子w

字幕だけでは理解しにくい部分もあるんやろうけど、「言葉にできないもどかしさ」みたいなものが彼には理解できなかったらしい。

「行間を読む」「文脈を読む」という能力は、日本語特有の「ハイコンテクスト文化」の中で育つ。

対照的に、言葉をはっきり伝える「ローコンテクスト文化」の英語圏で長く生活したら、この自然に身につけた能力もきっと衰えてしまうんやろうな。

と、同時に「外国人男性は愛情表現が豊か」と言われる所以がわかった。

日本みたいに、行間を読む文化とか、察する文化がないから、気持ちを伝えるためには、甘い言葉とか、ハグみたいなスキンシップを日常的に使わざるを得ない

そう、必要に迫られて結果的にそうなっただけ。

  • You are beautiful.
  • You are amazing.

外国人男性が発する照れくさいほどストレートな褒め言葉は、たしかに自己肯定感を上げてくれる

でも、だからと言って、外国人男性のほうが日本人男性より愛情深いかというと、決してそうじゃない。

ただ、根本的にコミュニケーション方法が違うだけ。

言葉の意味を表面的にすくい取っただけでは、愛情は計り知れない。

「外国人男性は愛情表現が豊か=情熱的で愛情深い」という私の考えは浅はかだったな、と思い知った瞬間だった。

『秒速5センチメートル』は、U-NEXTで見れるよ。

恋が発展する速度の違い

逆に、アメリカのアオハルってどんな感じなんやろう?

彼に聞いてみた。

アメリカは、”more obviously”らしい。

例えば、ティーンネイジャーの初回デートは、ドライブに誘ったりするらしい。

(16歳から運転できるから、もうこの時点で違うw)

それでもし「みんなも誘おう」って言われたら、脈ナシっていう意味やねんて(苦笑)

で、脈アリの場合、ドライブデートがうまくいったら、キスをする。

これがカップルとしての恋の始まりらしい。

「おはよう」と「一緒に帰ろう」を何度も繰り返して少しずつ育まれる、日本のとある女子高生の片想いとは対照的に、1日ですべてがはっきりわかるアメリカのアオハル

そりゃあ、こういう文化で育ったら、日本のアオハルは焦ったいし、「何してるん?」ってなるわなw

秒速5センチメートルじゃなくて、時速50キロくらいで進んでいくから(笑)

意外なところで、異文化を理解できた。

いろいろ考えたけど、言葉にしない美学があると思うから、私は何も聞かないことにした

奥さんのことは何も。

アメリカ弁護士の後悔

その翌日は、ホテルのカフェに連れて行ってくれた。

「ここで、よくシリコンバレーの起業家と投資家が会議をするんだよ。スティーブ・ジョブズもよくミーティングしてたんだ

えっ、めちゃくちゃ高級じゃない?

だ、大丈夫か、私…??

場違いじゃない?

こんな服着てきたけど、大丈夫?

急に心配になる私。

スーパー高級やった↑

さっちゃんは庶民オブ庶民なので、高級なところに行くとソワソワするw

「弁護士になって初めて大きなプロジェクトをやり遂げたとき、ここでお母さんとお兄さんがお祝いしてくれたんだ。当時は、小さな法律事務所で働いてたんだけど、僕の噂を聞きつけてスカウトがきたんだ

す、すごい…

絵に描いたようなサクセスストーリーや!

「お母さんも、お兄さんも、あなたをとっても誇りに思ってるね」

「うん、お母さんは特に喜んでくれたんだ。でも、キャリアを優先して、ほかのことをすべて犠牲にしてしまったことを後悔してる

おおう…

まあ、確かに奥さんとうまくいってないしね…。

あれ?これなんか映画で見たな?

ニコラス・ケイジが出てたやつ。

あれ、なんやったっけ?

あ、思い出した!

天使のくれた時間』や。

ビジネスでの成功を夢見て、恋人ケイトと別れたジャックは13年後、大手金融会社社長となり、独身生活を謳歌していた。だがある夜、不思議な黒人青年ジャックと出会った彼が、翌朝目覚めると、別れたはずのケイトが隣に眠り、会社に彼の席もなくなっていた…。

U-NEXT

エリート男性が「あのとき、彼女と別れなかったら?」という、もしもの世界を体験することで、本当の幸せとは何か?に気づいていくストーリー。

マコナリ社長が「俺やん」って言ってたやつw

観るだけで人生が好転する映画』かなんかで紹介してた。

『天使のくれた時間』も、U-NEXTで見れるよ。

そうか、この人も後悔してたんや…。

これから、時間をかけて考えたほうがいいよね。

奥さんとどうするか。

もし、ヨリを戻すっていう結論になったとしても

っていうか、このまま離婚しないっていうパターンもありえるよな?

離婚しないという結論。

いや、ちょっと待って…。

この人、結婚してるやん?

『天使のくれた時間』のニコラス・ケイジも、マコナリ社長も独身やけどさ。

いい身分だよねぇ?

結婚して奥さんもいて、彼女もいてさぁ?

っていう嫌味な気持ちが心の中で頭をもたげる。

『死ぬ時に後悔する25のこと』っていう本を思い出す。

リストの中に、

  • 結婚をしなかったこと

があったけど、この人にはその後悔はないよね。

だって、1回してるから。

私は、死ぬ間際に後悔するだろうか?

結婚したらよかった」って。

いや、ちょっと待って。

彼だって、

「離婚しなかったこと」

を後悔するかもしれんよな。

離婚しなければ、再婚できひんわけやから、もしかしたら「再婚しなかったこと」を後悔するかもしれん。

ま、こんなん考えてもわからんけど。

今日が人生で一番若いんやから、何でもできるよ

そう彼に言ってみて気づいたけど、本当は私自身に対する励ましの言葉だったかもしれない。

あれ?結婚って、何のためにするんやっけ?

子どもに興味ないんかな…?

帰りの車の中で、村上春樹のオーディオブックを聴きながら、ひとしきり物思いにふける私。

彼は、犬とすれ違ったら絶対に

  • Cute!!

って言う。

でも、小さい子とすれ違っても、何も言わん。

子どもにあんまり興味がないんかな?」と思う。

子どもがほしいかどうか、一回だけ聞いたことがある。

  • I don’t know.

って言ってた。

私と一緒。

絶対に子どもがほしいとか、いらないとかじゃなくて、なんていうか「授かりものでは?」と思うから、わからんのよね。

お互い子どもを望んでるわけじゃないのに、私が結婚したいと思ったら、財産目当てになるやろうか?

カリフォルニアに行く前、彼氏ができたことを学生時代の友達に話した。

友「大阪って、どこ泊まったん?」

私「えっと、リッツ」

友「え、すごい!もう絶対逃したくないね

こんなやりとりがあった。

友達は、きっと冗談半分で言ったと思う。

でも、周りから見たら、私は金目当てに映るんやろうか?

彼の正確な年収は知らん。

ただ、警戒して当然の稼ぎであることはわかる。

子どもを望んでないなら、彼が結婚する意味はあるんやろうか?

ましてや、物価の安い国の女と。

慎重になるのは当然。

彼が奥さんと知り合ったときは、まだこんなに成功してなかった。

奥さんと付き合い始めたのは、彼が22〜23歳のとき。

そのころから稼ぐポテンシャルはあったやろうけど、財産目当てかどうか気にする必要はなかった。

しかも、そのあと、奥さんも弁護士になったし。

夫婦仲がこじれた原因は、価値観の違いって言ってた。

奥さんは旅行が好きじゃなかったって。

「10年も付き合ったら、旅行好きかどうかくらいわかるやろ…」

って思ったけど、きっと昔はそんなにしょっちゅう行くヒマはなかった。

経済的自由と時間的自由を手に入れて、好きなときに旅行に行こうと思ったら、意見が食い違った

結婚したときは、お互いわからんかったんやろうな。

12月のときは理解できひんかった彼の気持ちが、想像の範囲内やけど、少しだけわかるような気がした。

再び一緒にジムへ

明くる日、彼がジムの“Friends & Lovers” dayに招待してくれた。

会員じゃないけど、一緒にクラスを受けられるらしい。

去年ハワイで行ったから、約半年ぶり。

受付で問診票を書く。

身長や体重、既往歴、緊急連絡先などなど。

その中に「配偶者の有無」があった。

  • marital status: single / married 

私は、もちろん前者にチェックを入れる。

ハワイのときも書いたと思うけど、そのときは全然気にもならんかったな。

自嘲気味の笑いが込み上げる。

と次の瞬間、

「間違ってなかった」

そう思った。

やっぱり、single=独身やった。

離婚してない彼がI’m single.って言ってたけど、少なくともこの文脈では、single=独身やった。

私はこの感覚がほしかった。

「間違ってなかった」

この人に出会ったことも、好きになったことも、間違ってなかったって。

カリフォルニアで気づいた私の価値観

どんなに私が結婚したいと思っても、彼が離婚しない限り、話は進まないし、アメリカでは一緒に暮らせない。

フィアンセビザも、配偶者ビザも取れないから。

でも、一つだけ裏技があるらしい。

それは…

学生ビザで渡米する方法

私がアメリカに留学することで、彼と一緒に住めるようになるとのこと。

ある人に言われた。

物価の高いアメリカで暮らすのに、子ども産めないと肩身狭いよ

「だから、学生ビザで渡米して妊活するといいよ。彼の離婚を待つ間」

って。

突拍子もないアドバイスに困惑した。

え、私、子ども産まんと価値ないん…?

お互い子どもを望んでるわけじゃないのに?

今後の数年間、妊娠するためだけに人生を捧げて、それでも妊娠できひんかったら、ずっと負い目を感じながら生きていかなアカンってこと…?

私の人権って何…?

頭がぐちゃぐちゃになった。

心がズタズタになった。

涙が溢れて止まらんかった。

こんな馬鹿げた案、到底受け入れられない

次に現れた感情は、怒りやった。

もし彼に「学生ビザで渡米してほしい」って言われたら、私は彼の人格を疑う。

彼がこんな提案をするとは、私には思えないけど。

見えない将来を覗く勇気

だんだん旅行が最終日に近づいていく。

今回カリフォルニアにやって来たのは、何の意味があったんやろう?

お母さんに紹介してもらって、official relationship(オフィシャルな関係)になったってこと?

奥さんとは、どうするつもりなんやろう?

12月の時点で「奥さんとやり直す可能性は、25%ある」って言ってたけど、いまは?

これからどうするか彼に聞く?

いや、ちょっと待って。

私がどうしたいか決まってない。

私は、どうしたい?

自分の心に聞いてみる。

出てきた答えは、

これからどうしたいか、一人でゆっくり考えたい

やった。

振り返れば、彼と出会ってから、ずっと走ってきた。

  • 4月:マッチングアプリでやりとりがスタートして
  • 5月:「もう付き合ってるみたいだね」と言われ
  • 6月:リッツで初めて会い
  • 7月:ハワイに誘われ
  • 8月:旅行準備に追われ
  • 9月:ハワイに行き
  • 10月:京都で日帰りデートをして
  • 11月:「来月、東京に行くよ」と急遽旅行が決まって
  • 12月:既婚者であることがわかり
  • 1月:お正月デートと沖縄旅行に行って
  • 2月&3月:カリフォルニアにやって来た←イマココ

彼と話し合う前に、ゆっくり考える時間が私には必要やった。

彼と一緒に過ごす時間は楽しい

間違ってなかった。

何も。

カリフォルニアに来たことも。

「招待してくれて、本当にありがとう」と心の底から思った。

次は、大阪で会おうという話になった。

でも、日程は決めない

お互い「いつにする?」とは聞かなかった。

少しホッとする。

「ゆっくりしよう」

きっと、彼もそう思ってる。

次いつ会えるかわからないのは、ちょっぴり寂しくもあるけど、私たちには時間が必要

サンフランシスコのロッジに泊まりに行ったとき、彼が将来のビジョンを教えてくれた。

仕事の休みが1年取れたら、京都の語学学校に通って、日本語をマスターしたい

「それから日本の弁護士資格を取りたい」

すごいな。

彼が毎日夜遅くまで仕事してるのを横で見てると「もう、そんなに頑張らんくていいやん」って思ってしまうけど、この人は挑戦をやめない人なんやろうな

自分の能力をどこまでも試したい人なんやろうな。

私はどう?

これから何がしたい?

ソロウェディング…しようかな

ふと出てきた、いままで思いもしなかった考え。

自分でも「この歳になってアホみたい」って思うけど、これが私の正直な気持ちやった。

子どものころ、ウェディングドレスを着るのが憧れやった

ああ、あのころは、大人になったら、自然と結婚すると思ってたっけ。

婚活なんかしなくても。

でも、別に結婚しなくても、ウェディングドレスは着れる。

ウェディングドレスを着ると婚期が遅れる」って言うけど、もう十分遅れてるし(苦笑)

少しでも、若いうちに写真を撮っておきたい。

真っ白なウェディングドレスが着たい。

妻の座はくれてやるよと思ったけど、こうやってソロウェディングをしようとしたり、別居婚とか、事実婚って言ってる時点で、私はやっぱり「結婚」にこだわってるんだろうな、とも思う。

そりゃそうか、ずっと婚活してきてんもん。

婚活のゴールが「結婚」なら、いまの私の婚活は失敗してると思う。

失敗どころか、もう大失敗。

でも、婚活のゴールを「自分にとって大切な人を見つける」と捉えるなら、大成功だよ。

間違ってなかった。

婚活を始めたことも。

いまも。

〜つづく〜

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