【号外】既婚者彼氏が離婚するそうです。奥さんはすでに別居完了〜アラサー婚活体験談〜

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婚活

どうも、ぶっとび婚活のさっちゃんです。

タイトル通りですが、このたび既婚者彼氏が離婚する運びとなりました。

その話を聞いたとき

  • 嬉しいと思ったのか?
  • 結婚したいと思ったのか?

誰得ですが、私の心境を綴りたいと思います。

この記事の内容:既婚者彼氏が離婚すると知ったとき、どんな気持ちになるのかがわかる

※閲覧注意※

一本のビデオコール

彼からLINEが来た。

  • Would you like to have a video check-in tomorrow?

私がカリフォルニアから帰ってきてから初めてのビデオコール。

いつもは、video dateって言ってたのに、今回はvideo check-inやった。

初めて聞くフレーズ。

調べたけど、よくわからんかった。

ま、とにかくビデオ通話しようってことやなと理解した。

翌日ーー。

約束通りの時間に電話がかかってきた。

「早く君に会いに日本に行きたいよ」「カリフォルニアもハワイも楽しみやね!」みたいなやりとりをしたあと「最新情報がある」と彼は言った。

急に真剣な顔になった。

奥さんのことやった。

彼女はテキサスに引っ越した。僕たちは離婚することになるだろう

え…

私、喜んでいいんかな…?

どうしよう?

どんな顔したらいい?

私「じゃあ…結論に達したってこと?」

彼「うん、そうだよ」

私「大丈夫?」

彼「うん」

私「よかった。あなたがより幸せになるための決断だったら、私も嬉しい。すごく勇気がいったと思う。話してくれてありがとう」

みたいな会話をしたと思う。

突然のことに戸惑って、正確に何て言ったか覚えてないけど、彼の離婚に対する強い意思というか、積極性は感じ取れなかった。

「とりあえず、一区切りついた」みたいな感じやった。

なんていうか、案外すんなり結論が出たんやなって正直思った。

彼が既婚者ってわかってから、4カ月。

結論が出るまで、何年かかるんやろう…って思ってたから。

同時に「ああ、これでやっと普通のカップルとして付き合える」と思った。

ようやくスタート地点に立ったような気分。

今まで、どこか後ろめたい気持ちがあったから。

いくら不倫じゃないって思っても「この人には奥さんがいる」と思ったら、やっぱり複雑な気持ちやったから。

「じゃあ、話題を変えよう」と彼が言った。

しんみりした雰囲気を変えたいみたいやった。

彼「出会って、もうすぐ1年だね。僕たちは離れて暮らしてるから、これからの旅行はもう少し長くできたらと思っているんだ」

私「いいね、素敵」

正直、旅行はもうお腹いっぱいやけど(苦笑)、毎月行くのがしんどかったから、1回あたりがまとまった旅行なら、お互い体の負担が軽減するかもしれん。

彼の笑った顔を見て思う。

これからも、一緒に笑いジワを増やしていけたらいいなって。

「もう一つ、君に話すことがあるんだ」

と彼は言った。

急にモジモジし始めた。

あれ、緊張してる…?

何言い出すんやろう?

いつも10分くらいでビデオコール終わってたのに、もう15分以上経ってる。

カリフォルニアは、午後6時過ぎ。

最初に、彼が「このあと3時間くらい働く予定なんだ」って言ってたから、仕事の邪魔にならんように、なるべく早く切り上げようと思ってた。

え…

まさか、I love you.って言うわけじゃないよね?

付き合い始めて、約10カ月。

まだ、彼にI love you.を言われたことはない。

奥さんがいるから、言えるわけないかって思ってた。

え、どうしよう…

急にこっちまでドキドキしてくる。

でも、さすがにビデオコールでは言わんか?笑

2〜3カ月に一度、ニューヨークで会ってる人がいた

ん?

ニューヨークによく出張で行ってたのは知ってる。

そのたびに写真送ってくれたし、ビデオコールもした。

「彼女は結婚していて、夫がいる。夫は他の人とデートしてるんだ」

ん?

何の話??

弁護士仲間のこと?

私「えっと、ごめん。理解できてないんやけど、あなたと彼女はどんな関係なん?」

Romance

へ…?

頭を強打されたような、心臓が止まったような、そんな衝撃が体じゅうを巡った。

私「え…、今付き合ってるってこと…?」

彼「Had」

あ、過去形…

また過去形…

奥さんのことを

  • I had a long-term partner.

って言ったことを思い出す。

今じゃない…

だったら、いつの話…?

「いつからいつまで付き合ってたん?」って聞きたかったけど、英語がというか、言葉がうまく出て来んかった。

私「いつ出会ったん?」

彼「えっと、2019年かな。出会った頃は、友達だったんだ」

なんや、私と出会うずっと前やん。

だったら問題なくない?

12月、彼に奥さんがいるってわかったとき「いろんな人とデートする中で、さちこと出会った」って言ってたから。

まあ、でも一応聞いておこう。

私「最後にいつ会ったん?」

彼「…last month

え…?

今、4月。

Last monthってことは、3月。

私がカリフォルニアに行ったのも3月。

2月末から3月頭まで。

ってことは、私をお母さんに紹介してくれた後に会ったってこと?

先月まで付き合ってたってこと…?

ニューヨークの恋人と?

ああ、そういえば、そんな映画あったな。

え、シャレにならんねんけど。

私「2〜3カ月に一回会ってたって…」

彼「いや、半年に1度のときもあった。最初、君とはカジュアルな関係だったけど、真剣な関係になったから話すべきだと思った」

え…

私、お母さんに紹介してもらって、オフィシャルな関係になったって思っててんけど?

もう、デーティングはとっくの昔に終わったって思ってた。

だって、だって…ハワイ行ったやん…

え、じゃあ「彼氏」じゃなかったってこと…?

じゃあ、じゃあ…私は今まで誰と旅行行ってたん?

あえて確認せえへんかった。

だって、こんなに何度も会いに来てくれてるのに「私たち付き合ってるんだよね?」なんて聞いたら野暮やと思ったから。

でも、デーティングなら浮気にはならない。

ははは…

もう、笑いしか出ないよ。

とっくに涙は枯れた

私「あの、なんて言っていいのかわからんねんけど…ただびっくりしている」

彼「うん、そうだよね。君と僕の文化は違うし…でも、君に伝えるべきだと思ったんだ」

どうしよう…

もう聞きたくない。

これ以上、何も聞きたくない。

でも、知りたいことがある。

私「はっきりさせておきたいんやけど、奥さんともニューヨークの人とも別れたってこと?」

彼「うん、そうだ」

私「私は安心していいってこと?」

彼「うん」

私「もう秘密はない?」

彼「ないよ」

私「…あなたには脱帽だわ」

彼「いやぁ、そんなことないよ!(僕、そんなモテないし照)」

お前はトニートニー・チョッパーか。

褒めとんちゃうねん。

はぁ、最大限の嫌味も伝わらんかった…。

とりあえず、このビデオ通話を終わらせたい。

「正直に話してくれてありがとう」

そう言って切った。

このセリフ、今まで何回言ったやろうと思いながら。

そのあとすぐ、彼からLINEがきた。

  • Thank you for talking with me.

うわ、ハートマーク付きで送ってきてる。

私の気持ち、全然伝わってない…

でも、そりゃそうか。

日本人なら、表情と行間で汲み取れる。

でも、アメリカ人の彼には無理やった。

未読無視してたら

「ニューヨークの人のこと、もっと早く話すべきだった。傷つけてごめん」

ってメッセージがきた。

は?

ちゃうねん、ちゃうねん。

言わんでよかってん。

聞きたくなかった。

知りたくなかった。

黙っといてほしかった。

ニューヨークにおるとき「君を連れて行きたい場所がたくさんあるんだ」って言ったん、あれ何やったん?

「君に夢中だ」も

「君のことをいつも考えてる」も

「君のことが頭から離れない」も

何やったん?

わざわざ言わんでいいこと言って懺悔して、自分だけスッキリしたつもり?

何なん?

いや、わかる。

わかってる。

最終的に私を選んだから話したってことは、わかってる。

頭ではわかってる。

でも、全然嬉しくない。

ショックすぎて…

喜ぶべきなのかなっていう気持ちと、悲しい気持ちとがごちゃ混ぜ。

もう、疲れた…

私、結婚したくない。

子どもも産みたくない。

「仕事が終わったから、そろそろ寝るよ。おやすみ」

返事返さんかったら、またLINEきた。

またハート付いてる。

「今、社員旅行でアリゾナに来てるんだ」

そう。

いいですね。

アリゾナにも彼女がいるんですかね。

あなたメキシコにもよく行くけど、メキシコにも彼女がいるんでしょうね。

スペイン語話せるもんね。

よかったね。

ほら、疑う気持ちが出てくる。

ドス黒い気持ちがトグロを巻くように私にまとわりつく。

奥さんのときは、こんなんならんかった。

元カノとまだ同棲してるって聞いた時も衝撃やったけど、「別れた」って言ってたから。

私は、その言葉を信じた。

本当は元カノじゃなくて奥さんだったってわかったときも「関係は終わってる」って言ってた。

彼の言葉を疑う気持ちなんか、これっぽっちもなかった。

だって、こんなに会いに来てくれてるから。

でも、実は同時進行やった。

先月は別れ話をしに行ったとしても、1月にもニューヨーク行ってた。

12月下旬まで東京にいて、2週間後に京都に来て、その2週間後に沖縄に来てくれたけど、京都と沖縄の間にニューヨーク行ってた

そのときも彼女と会ってたん?

会って何してたん…?

カリフォルニアから、ニューヨークまで約7時間。

日本からハワイに行く距離に相当する。

ニューヨークまで行って、ごはんだけで終わるやろうか?

え…

気持ち悪い…吐きそう…

もう国際恋愛はやめよう。

やっぱり日本人にしよう。

でも、もう結婚したくない。

だったら、婚活する意味ある?

初めて思った。

「子ども産みたくない」って。

今まで「欲しいかわからん」やったのに。

この「子ども産みたくない」は、「この人の子どもを産みたくない」って意味。

なぜなら、彼と私の文化を半分ずつ受け継ぐ子どもやから。

つまり、私が子供を産みたくないって思うのは、アメリカのデーティング文化に対する強烈な拒絶

私、もともと恋愛経験ほとんどないから、浮気とかされたことなかった。

Twitterで流れてくる「彼氏に浮気されてた」とか「二股かけられてた」っていうツイートを見て思ってた。

「浮気に気づかんって、どういうことなんやろう?」

「普通、女の勘が働くって言うけど」

って。

他人事やったから。

他人事でいられたから。

っていうか、私と出会う前から、付き合っててんから、ニューヨークの恋人が本命で私が浮気みたいなもんか。

奥さんもいて、彼女もいて、なんでマッチングアプリ始めたん?

どうしたら満足できるん?

これ以上、何が欲しかったん?

もう、わからん。

あなたのことがわからない。

欲張りすぎやってもう。

「まだ離婚してないけど、お互い他の人とデートしてる」って聞いたとき、なんで自分と同じ境遇の人探さんかったんやろう?って不思議に思ってた。

アメリカで離婚してない女の人探したらいいやんって。

そしたら、文化のすり合わせも、ややこしい状況を説明する必要もない。

なんで、日本人の女とマッチしたん?

実は、12月に聞いた。

「日本までわざわざ会いに行くのは、それだけ価値があるということの証明になるから」って言ってた。

詩人みたいなロマンチックな言葉吐いてるけど、巻き込まれる日本人の女の気持ちは考えへんかったん?

もうエゴでしかないやん。

ああ、なんかごめんね。

勝手に彼女ヅラして。

モブのくせに、主人公みたいな顔してごめん。

彼と奥さんと私だけやと思ってた。

登場人物。

でも、もう一人いた。

っていうか、アメリカの夫婦2組と日本人の女一人。

5人おったわ。

ははは…

もう笑うしかないな。

  • I miss your intelligence and beauty.
  • You are an angel.

って言ってくれたけど、私めっちゃアホやん。

ただ、知らんかっただけ。

他にも彼女がいるって、気づかんかっただけ。

ただ、勘違いしてただけ。

奥さんのことを元カノって間違えて思い込んだだけ。

TOEIC満点取っても、所詮ネイティブの小学生レベル。

何も知らずに稚拙な言葉を話す私は、純真無垢な天使みたいに見えた?

あなたが選んだサチコは、本当の私じゃない

これからも、あなたが出張に行くたびに疑ってしまう。

ニューヨークに行くたびに。

テキサスに行くたびに。

彼女に会うんじゃないかって。

奥さんに会うんじゃないかって。

もう、これまでの私じゃなくなってしまった。

知りたくなかった事実を知ってしまったから。

だから、選ばれたことに何の意味もない。

あなたは、私の幻に惹かれただけ

天使なんかじゃない。

ああ、矢沢あいの漫画…

懐かしいな。

ははは…

全然笑えない。

あなたは、私をお父さんのトラウマから解放してくれる存在やった。

必ず約束を守ってくれた。

この人は他の人と違うって思ってた。

私の救世主に見えた。

でも、新しいトラウマを植え付けてくる

私、浮気を疑うような女じゃなかったのに。

今度、会うときに渡す予定やったプレゼント。

買ってしまったけど、買わんでよかった。

もう顔も見たくない。

~つづく~

コメント

  1. シアトライトA より:

    目が醒めたようで良かったです。昨日たまたまこのサイトに巡り合って、老婆心ながらとても心配になりました。こんなに聡明で真面目なお嬢さんがハイスペクズ野郎(失礼、)に翻弄されていることに。私は米国人と結婚しアメリカに移り住んで30年弱になります。自分自身や周りの経験からこれまで色んな人間関係のドラマを見てきました。住んでみないとわからない不文律みたいなものがどの国にもあると思います。離婚することになった、は離婚を申請した、離婚が成立したとは別物です。一般的に米国では離婚を申請した時点で他の人とデートを始めて良いと言われます。それを待たずに複数の人とデートを始めてしまうのはおかしいことは弁護士である彼が一番わかっているはず。でも文化がよくわかっていない他国のお嬢さんなら言いくるめられると思っている。ニューヨークの人妻の話を出したのはあなたのお人好し度を図るためだとおもいます。テストされてますよ。そもそもパートナーがいて云々と説明したこともズルいですよね。米国では一般的にゲイのカップルが相手を指す場合か(同性婚が認められるようになってからは夫、妻という方が多いかも)事実婚、ビジネス上の共同経営者を指す場合にしかパートナーという言葉は使わないと思います。この時点で黄信号は灯ってたとおもいます。それとお母様に紹介された件、米国では日本に比べて親に紹介されることに特別感はありません。高校生くらいから付き合ってる子やお友達を家にばんばん連れてきて家族ぐるみの付き合いをする文化ですから、親の方も「結婚を考えている子だよ」と言われない限り、また友達連れてきた!という感じなんじゃないでしょうか。リッツや航空券も単に金払いが良いだけのように思います。ゴミ拾いもそんなことをする自分に酔ってる行動です。こういう自己愛が強い人の内面は超寂しがり屋なので、すべて許して寄り添っていれば結婚まで行くと思うけど、女性関係は結婚しても続きます。というか今現在ニューヨークの人とも別れてないんじゃないかな。彼氏のことコテンパンに言ってしまったけど、そんなことを言ってた通りすがりの人がいたな、って頭の片隅に置いておいてほしいです。ちなみにcheck-inはこの場合「近況報告」的な意味です。私は時計が戻せるなら絶対に国際結婚はしないと思います。よーく考えてくださいね。

    • さっちゃん さっちゃん より:

      コメントありがとうございます。
      対応が遅くなってしまい、ごめんなさい(あれからブログを開けずにいました)
      貴重な時間を使ってくださって、読んでいただいたこと、コメントくださったことに感謝しています。
      check-inの意味も教えてくださり、とても助かりました。
      おっしゃる通りですね。
      よく考えたいと思います。
      重ね重ねありがとうございます。

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