どうも、ぶっとび婚活のさっちゃんです。
前回、アドラー心理学の『嫌われる勇気』について、やたら熱く語ってしまいましたが、それでも飽き足らず、今度は『幸せになる勇気』を読み直しました。
正直、初めて読んだ時は『嫌われる勇気』の焼き直し感が否めなかったので、あまりピンと来ていませんでした。
が、今回は違った…。
婚活、それも国際恋愛において、
- I love you.
が重い言葉であるというのは、周知の事実だと思います。
でも、なぜ重いのか?その理由は知らないのではないのでしょうか?
今回、『幸せになる勇気』を読んで、その言葉の本当の意味がわかった気がしたので、またもや筆を執った次第です。
- I love you. ってどんなタイミングで言うの?
- 愛してるって、どういう状態?そもそも、愛って何?
という婚活女子は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容:30代にして国際恋愛に巻き込まれた非モテ女が「愛」の正体を突き止めた方法がわかる
「愛」とはなんぞや?「恋」とはどう違う?
まず、そもそも愛って何?
というところからスタートした私。
彼のことが好きっていうのは自分でもわかるけど、これが愛かと聞かれたら、わからんかった。
みんなわかってるんかな?
よく歌でもあるけどさ。
例えば、世界的アーティストの米津玄師の見解はこんな感じ。
これが愛じゃなければ 何と呼ぶのか
僕は知らなかった
馬と鹿
なんか…わからないからこそ良いみたいな感じもするよね。
このこみ上がる気持ちが 愛じゃないなら
何が愛かわからないほど
愛をこめて花束を
うん、いろんな名曲聴いても、好きな気持ちが最高潮に達したら、これぞ「愛」みたいな。
つまり、「好き」の上位互換が「愛」のようなイメージ。
こんなふわっとした感じでええんか?
と思ったので、辞書を引いてみた。
「愛」とは…
三省堂国語辞典
- 相手・ものごとをたいせつに思い、つくそうとする気持ち
- 恋を感じた相手を、たいせつに思う気持ち
ここでの愛は、②の恋を感じた相手を、たいせつに思う気持ち。
じゃあ、「恋」とは何か?
人を好きになって、会いたい、いつまでもそばにいたいと思う、満たされない気持ちを持つこと
三省堂国語辞典
つまり、「恋」とは恋愛が成就していない、片想いの状態。
話をまとめると、恋する→付き合う→愛するの順。
逆に言えば、付き合ってない状態で愛することはできないということ。
まあ、30過ぎにして恋愛経験がほとんどない私にとって、「愛」が何かわからないというのも無理はない話である。
「付き合う前が一番楽しい」というのは、単なる「恋」。
愛する前に、まずは「尊敬」
「恋」と「愛」の違いがわかったところで、「どうやって愛するのか?」を考えてみたい。
とその前に、必要なステップがあった。
ここからが『幸せになる勇気』の出番。
その必要なステップとは…
尊敬なきところに良好な対人関係は生まれず、良好な関係なくして言葉を届けることはできません。
幸せになる勇気
そう、尊敬。
何だか当たり前のような気もするけど、『愛するということ』というベストセラーを出版した、ドイツの社会心理学者、エーリッヒ・フロムによると、
尊敬とは、人間の姿をありのままに見て、その人が唯一無二の存在であることを知る能力のことである。
尊敬とは、その人が、その人らしく成長発展していけるよう、気づかうことである。
と定義されてる。
なんだか小難しいけど、噛み砕いて言うと「自分の価値観を押し付けることなく、相手を尊重する」ということ。
世間一般に知られてる「尊敬」とは、ちょっと違うよね。
じゃあ、具体的にどうすればいいか?
どうすれば、尊敬できるか?
答えは、「他者の関心事」に関心を寄せること。
あ、そういえば…
初デートのとき、彼が犬を飼ってるっていう話をした。
写真まで見せてくれて。
- Wasabi(犬の名前) is my everything!
って言ってた(そんなに?笑)
犬のおもちゃを買いに行くっていう話もしてた。
翌日「これ、ワンちゃんに」ってプレゼント渡したら、すごく喜んでくれたっけ。
(ちなみに、私は猫派w)
あ、そういえば、彼ガチャガチャが好きで、東京旅行のとき「池袋にあるガチャガチャのデパートに行きたい」って言ってたな。
なんと、ガチャガチャが3000台もあるらしい。
結局、東京事変が起こって行かれへんかったけど。
というわけで、沖縄旅行のときに、手作りのガチャガチャを作って渡したんよね(キット売ってた)
「これで、いつでもガチャガチャしてな〜!笑」みたいなノリで。
そしたら、なんか感動?してた。
- Aww… I don’t deserve this…
みたいな。
ちょっとびっくりしたよね。
え、嘘?
え、感動?
みたいなw
でも、あれが他者の関心に関心を寄せることやったんかな。
あんまり深く考えてなかったけど、あれがフロムの言う「尊敬」やったんかもしれん。
対人関係の最初のステップ=尊敬
本当のコミュニケーションとは「伝える」だけでは足りない
良好な対人関係を築く上で必要な最初のステップ「尊敬」はクリアできてたみたいなので、次のステップへ進もう。
と、ここで早くも躓くことになる。
それは何かというと、コミュニケーション。
コミュニケーションなんて普段から取ってるし、逆にコミュニケーション取れてなかったら、どうやって付き合うん?
って思ったけど、ちょっとこれ見て。
「伝えること」はコミュニケーションの入口にすぎません。最終的な目標は、合意の形成です。伝えるだけでは意味がなく、伝えた内容が理解され、一定の合意を取りつけたとき、はじめてコミュニケーションは意味を持つ。
幸せになる勇気
ああ、やっちゃってるねコレ。
完全にやっちゃってるね。
なぜなら、私は伝えてすらないから。
嫌味を言っただけで、私の気持ちは、はっきり伝えてない。
「びっくりしてる」とは言ったけど、どう思ったか、どうしたいかは伝えてない(というか、衝撃すぎて腰抜かして何も言われへんかってんけど)
だから、もちろん合意の形成なんてできてない。
自分でも、このままやとアカンと思ってた。
冷静な頭で、ちゃんと向き合おうと思った。
というわけで、あのビデオコールから約1カ月後、ようやく伝えることができた。
今、話し合いの真っ最中。
コミュニケーションの目的=合意の形成
信頼するということの深淵
コミュニケーションで躓いてしまったけれど、少しずつ前進してる。
そんな今の私の課題は、彼を信頼すること。
というのも、前回『嫌われる勇気』で、対人関係の基礎は「信頼」と言ってたから。
いや、これ難しくない?
「裏切られてもそれでもなお、信じ続ける」って、そんなんできる?
めちゃくちゃ難しいんやけど。
でも、これができひんかったら、ここから前には進まれへん。
人を信じる人生を選んだ以上、もう一度、彼のことを信頼すると決めた。
でも、そんな簡単にできひん…。
その人の思想信条について、あるいはその人の語る言葉について、疑いの目を向けること。いったん留保して自分なりに考えること。これはなんら悪いことではないし、大切な作業です。その上で成すべきは、たとえその人が嘘を語っていたとしても、嘘をついてしまうその人ごと信じることです。
幸せになる勇気
あ、よかった。
自分なりに考えていいのね。
なんで、彼がニューヨークの恋人と別れたっていう話をしたのか、私にはわからん。
終わったのなら黙っといてほしかったし、婚活友達(はっちゃんとレイちゃん)も同じ意見やった。
ぶっとびオカン以外は。
「え、そう?お母さんやったら教えてほしいわ。自分に箔がついたって思うから」
は?
※なんで、わざわざお母さんに話したかというと、彼にお母さんを紹介する話が持ち上がってたので、「あれ、ナシね」と説明する必要があったから
私は、お母さんみたいにポジティブな発想はできひん。
根暗やから。
でも、「なんで彼が打ち明けたのかはわからんけど、その言葉を信じよう」と思った。
実際にはニューヨークの恋人と別れてなかったにしても、彼が別れたと言うなら、それを信じる。
離婚もしかり。
本当に離婚することになったかどうかはわからん。
奥さんに確かめたわけじゃないから。
でも、彼の言葉を信じると、私は決めた。
当然、相手の考えていることがすべて「わかる」ことなどありえません。「わかりえぬ存在」としての他者を信じること。それが信頼です。われわれ人間は、わかり合えない存在だからこそ、信じるしかないのです。
幸せになる勇気
相手を信頼するかどうかは、自分次第。
愛する勇気=幸せになる勇気
ここまで、四苦八苦しながらも、どうにか彼を信頼することに決めた。
ここから、どうやって「愛する」わけ?
ああ、もうしんどいな…。
「楽をしたい」「楽になりたい」で生きている人は、つかの間の快楽を得ることはあっても、ほんとうの幸せをつかむことはできない。
幸せになる勇気
うう、まぁそうだよね…。
その通りだよね。
だから、こんなにも苦しみながら、前進しようとしてる。
幸せになりたいから。
幸せになるためには、愛を避けて通れない。
アドラーいわく、愛とは「ふたりで成し遂げる課題」であるという。
利己的に「わたしの幸せ」を求めるのではなく、利他的に「あなたの幸せ」を願うのでもなく、不可分なる「わたしたちの幸せ」を築き上げること。それが愛なのです。
幸せになる勇気
お?
わたしたち?
え、私、自分のことに集中してたけども?
カリフォルニアの彼のおうちに行って、これからどうするか彼と話し合おうと思ったけど、自分がどうしたいかわからんから、ずっと考えててんけど?
ほんとうの愛を知ったとき、「わたし」だった人生の主語は、「わたしたち」に変わります。利己心でもなければ利他心でもない、まったくあたらしい指針の下に生きることになるのです。
幸せになる勇気
え、難しい…。
これから彼とどうするか話し合う前に、「私の意見が固まってないと」って思ってたけど、違った。
どちらかを優先することなく、どちらかが犠牲になることもなく、二人の幸せを両立する。
あ、だからI love you.って重い言葉なんかな。
これまで生きてきた世界観がひっくり返るから。
人生が大きく変わるから。
I love you.って言われたら、I love you too.って返そうと思ってた。
去年ハワイ行ったとき。
でも、愛の意味を、言葉の意味を、私は知らなかった。
愛の関係に待ち受けるのは、楽しいことばかりではありません。引き受けなければならない責任は大きく、つらいこと、予期しえぬ苦難もあるでしょう。それでもなお、愛することができるか。どんな困難に襲われようとこの人を愛し、ともに歩むのだという決意を持っているか。その思いを約束できるか。
幸せになる勇気
奥さんがいたことも、ニューヨークの恋人がいたことも予期せぬ苦難やった。
すごくツラかった。
今も。
ブラピがアンジーと別れてから、新しい恋人ができたとき、その彼女には夫がいるって昔話題になった。
って書かれてた。
映画のような恋愛…
私、普通の恋愛がしたかった。
みんなと同じように、普通に婚活してただけやった。
出会って、デートして、付き合って、プロポーズされて、結婚する。
このシンプルなプロセスやと思ってた。
そりゃあ、たまに喧嘩することはあるやろうとは思ってた。
でも、奥さんがいて、他に彼女もおるなんて、思ってなかった。
予想できひんかった。
きっとこれからも起こる。
予想外の出来事が。
というか、もう実際に起きてる。
ブログには書けないけど、現在進行中で予期せぬことが起こってる。
私は、彼を愛することができるだろうか?
他者から愛されることはむずかしい。けれども、「他者を愛すること」は、その何倍もむずかしい課題なのです。
幸せになる勇気
幸せになれるかどうかは、自分の決意次第
ここまでわかったことは、愛することは想像以上に難しいということ。
でも、愛するかどうかは、自分の決意次第。
彼が私を愛するかどうかは、わからない。
それは、彼が決めること。
愛されないかもしれない。
I love you.って言われないかもしれない。
でも、私から先に愛することはできる。
だったら、愛するという経験をしてみたい。
一度でいいから、人生で一度でいいから、誰かを愛してみたい。
あ、『愛されるより 愛したい』っていう歌あったな。
Kinki Kids懐かしい(笑)
小学生の頃、よく聞いてたな。
私は、光一派やった(どうでもいい情報w)
話が逸れたけど、彼と一緒に、これからどうしたいか考える。
そう、「彼と一緒に」っていうのが抜けてたな。
きっと私は怖かったんやと思う。
自分の考えがまとまってないまま話し合って、彼の意見と対立することが。
対立したら、私の意見は通らないって思ってた。
英語やし、相手が弁護士やから、私はどう考えても不利な立場で、私の意見を正々堂々伝えるためには、しっかり準備する必要があると思ってた。
そもそも、その考え方が間違ってた。
「わたし」と「あなた」の2軸で考えてたから。
「わたしたち」じゃなかった。
きっと、一緒に考えることで見えてくるものがあるよね。
いや、違うな。
一緒に考えないと、見えてこないものがあるんやと思う。
愛と結婚は、まさしくふたりで踊るダンスのようなものでしょう。どこへ行くのかなど考えることなく、互いの手を取り合い、今日という日の幸せを、いまという瞬間だけを直視して、くるくると踊り続ける。あなたたちが長いダンスを踊りきった軌跡のことを、人は「運命」と呼ぶです。
幸せになる勇気
未来が見えないことを嘆いてたけど、悲観することはないみたい。
未来が見えないこと、それは未来に無限の可能性があるということです。われわれは未来が見えないからこそ、運命の主人になれるのです。
幸せになる勇気
私には、無限の可能性があった。
気づいてなかったけど。
信頼することも、愛することも難しいけど、挑戦してみる。
挑戦してみたい。
「愛されるよりも 愛したい マジで」
信頼したその先に、「この人と幸せになりたい」と思えたなら、私は彼を愛します。
道のりは険しく長そうやけど。
というわけで、『幸せになる勇気』ここに置いておきます。
最後まで読んでくれて、ありがとう。
私、幸せになります。
【追伸】
ついに彼からI love you. と言われた話↓
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